見える化学
Linuxで化学の世界がひろがる拡張現実体験を
銀鮒の里学校では、LinuxのGNOME標準の化学情報ツール(GChem)を活用した、中学部向けの化学e-ラーニングプログラムを研究開発しています。GNOMEデスクトップのLinuxディストリビューション(Debian,Ubuntuなど)で、普段のくらしの中で身近な(ぜひとも知っておきたい)有機化合物の、現実に忠実な分子模型を自由に動かしてご覧いただけます。
※試験運用
ご利用の前に(準備)
この化学e-ラーニングプログラムは、分子模型データとしてmolファイルを採用しており、GNOMEのGChem3Dでの利用を想定しています。ご利用には、GNOMEデスクトップ環境のLinux(Debian、Ubuntuなど)への、GChem3DなどのGNOME向け化学ユーティリティのインストールが必要です。(それ以外の環境での利用については、銀鮒の里学校による公式サポートの対象外であり、利用者での自己責任でのご利用となります。)
現在、Linux環境の導入を検討していて、ご利用の準備でご不明の点等がある方は、総合窓口にてお気軽にお問い合わせください。
推奨環境
CPU(APU) | 定格クロック周波数が1GHz以上であり、かつ、コア数2以上のAMD製プロセッサまたはRaspberry Pi |
グラフィックス | AMD Radeonグラフィックス(APU内蔵を含みます)またはRaspberry Pi |
メモリ・システムドライブ | ご利用のLinuxディストリビューション(GNOMEデスクトップ環境)が定める最低要件以上 |
上記の推奨環境以外、例えば、Intel製CPU搭載機をお使いの場合で、ハードウェア特有の不具合が見つかった場合、銀鮒の里学校公式のサポートができない場合がありますので、ご注意ください。
基本的な使い方
前述の準備が完了している前提で、実際の使い方についてご案内いたします。
まず、ご希望の化合物の分子模型のダウンロードページにて、各分子模型のダウンロードボタンをクリックします。(各ページに収載したmolファイルの一括ダウンロード(tar.xzアーカイブ)も可能です。)
次に、molファイルを開く設定を確認し、必要な場合は設定を行います。任意のmolファイルを右クリックしたとき、「GChem3Dで開く」というメニューが登録されていれば、そのまま左ダブルクリックで自動的にGChem3Dが起動して分子模型を開くことができます。molファイル上での右クリックメニューで「GChem3Dで開く」というメニューが登録されていない場合は、右クリックメニューの「別のアプリケーションで開く」を選択し、molファイル左ダブルクリック時の動作割り当てを行います。起動対象のアプリケーションリストを展開し、「GChem3D」を探してそれを左クリックし、右上の[選択]ボタンを左クリックします。任意のmolファイルを左ダブルクリックしたときに自動的にGChem3Dが起動して分子模型を開くことができれば、設定完了です。一度動作割り当てをしておけば、次回以降は、左ダブルクリックのみで自動的にGChem3Dが起動して分子模型を開くことができます。