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銀鮒の里プロジェクト

廃校活用開校プロジェクト【一般向け情報】

求める親子・家庭像

まなびが人生のすべてに通じるという信念を貫く人のために

まなび、それは、生涯を通じて、なんらかの関係性を持ち、あらゆるモノやコトを創造する基礎力となるものです。

もし、あなたが子どもの親であり、あなた自身は、学ぶことは学校で終わりと考えていて、前述のまなびの基本概念に懐疑の念を抱くのであれば、銀鮒の里学校とは縁がないものとお考えください。

銀鮒の里学校は、小学校1年生から中学校3年生までの子どもが学ぶ学校です。それと同時に、子どもの両親にも、両親なりのまなびをしていただきたいと考えています。なぜなら、両親や周囲の大人は、子どもの見本だからです。それと同時に、あなたがこれまで学校で学んできたことは、人生のうちの氷山の一角にすぎず、あなた自身のこれからのまなび次第で、あなた自身の人生や家庭、社会、そして地球の命運を大きく変えることができるからです。

両親や周囲の大人がまなびに熱心なら、子どももまなびに熱心になるはずです。その逆もいえます。両親や周りの大人自身がまなびに消極的で、いったいどの子どもがまなびに熱心になれるでしょうか。いまの子どもは、親であるあなた以上に、これからを変えていく潜在能力を持っているのですから、いまの子どもを、まなびに積極的にさせずにはいられないと思いませんか。そのためには、子どもが真剣にまなぶ以前に、まず両親が、子どもとともに、両親なりに学び続けようという心がけが大切となります。まなびば、世代をこえて、人生のすべてに通じるのですから。そのように強く信じる家庭のあらゆるまなびを、銀鮒の里学校は全面的に支援していきたいと考えています。

常に真実を追い求める家庭とともに

銀鮒の里学校は、近い将来、社会をより持続可能なかたちに変えていく人を育てる学校です。

この半世紀の間に、日本が発展を遂げることができたのは、前の半世紀に先人達が築き上げてきた英知や努力を基礎にできたおかげです。しかし、現代人は、このような先人の恩を忘れつつあります。忘却に呼応するように、生活文化面では退行傾向にあり、行き過ぎた商業主義のもとで、欺瞞もはびこっています。その欺瞞に気づかない人も多いのが現状で、もはや社会病理ともいえるひどい状況にあります。

市民運動とは、そのような社会病理に鋭く気づき、是正に向けた提言をし、真実を追求していくことです。本来、市民運動とは特別なことではなく、市民が市民らしく生きるために当然必要なすべての活動を指します。例えば、近江商人の十訓に基づく商売も立派な市民運動といえます。

市民運動が特別視されるような社会は、病んだ社会といえます。それはまさに、現代の日本そのものです。健全な市民運動が一般的になるような社会を目指した教育を、銀鮒の里学校は手がけてまいります。そのような教育に共感する家庭とともに、これからの日本の社会を変えていく確かな力にしていきたいと、当校は願っています。