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保護者・教育活動に携わる方へ

笑い鮒のご案内

笑い鮒の想い

昭和中期頃、子どもたちには、女の子も男の子も、質素ながらも、子どもらしい健全な楽しみがありました。水飴をなめながら紙芝居を楽しんだり、みんなで子どもの匂いをぷんぷんさせながら肌をすりあわせてあそんだり、手作りの玩具で知恵をひねり出してあそんだり…街中でも自然にふれることができることが多く、魚とりや虫とりにも興じたものです。地域の大人たちもかまってくれたりしたものです。しかし、ゲーム機が登場し始めた昭和後期頃から、このような健全な子どものあそび文化は衰退の一途をたどり、親は子どもにゲーム機を持たせるようになりました。親も地域の大人も、子どもとあそんだり、子どもの楽しみを提供することはほとんどなくなりました。マンション住まいが増えて、生活の個別化が進んだ結果、地域のコミュニティも、おせっかいを極端に敬遠したり、あいさつすらできないなど危機的な状況に。このようなことが重なり、子どもたちはいつしかこころの居場所を失い、ゲーム機や商業的な娯楽の思惑に翻弄され、子どもらしい豊かな感性すら失いかけるというひどい状況に置かれています。昭和のころは、手先が器用な子どもが多かったですが、最近では、不器用であったり、手の筋力が弱い子どもも多くいます。親や学校も、根拠のない大人の価値観を子どもに押し付け、何事も萎縮してしまい、自己肯定感の低い子どもも多く見かけます。

このような、現代っ子の居苦しい状況を「時代の変化だから仕方がない」で片付けてよいのでしょうか。

子どもたちと直接肌をふれあうことを通じて、銀鮒の里学校は、一つの普遍的な結論に到達したのです。それは、

子どもが目を輝かせることに、時代の変化は関係ない

ということです。

子どもが楽しいと思うことにひたすら純粋に、正直に向き合いたい。

そういった想いで、笑い鮒では、昔から子どもたちに親しまれてきたあそびに興じることができる機会を創出し、加えて、現代の智が活きる新しい楽しみを織り交ぜることで、新しくESD的な子どもあそび文化の再興と創造に取り組んでまいります。

笑い鮒のこだわり

昭和のころに、子どもたちに慣れ親しまれてきた健全なあそびをもとにして、自己肯定感(自分を好きになり、調子に乗る気持ち)や他者肯定感(友達を好きになり、心身ともに一体になる気持ち)を高めることができるようアレンジしています。

子どもの関心の多様性に柔軟に対応できるよう、プログラムは、自然科学・芸術(音楽など)・食育・イージースポーツ(体育の運動が苦手な子どもでも楽しめるスポーツ性のあるあそび)・健康など、子どもたちが持ちうる健全な活動はほぼ全般的に網羅するように設定しています。

なかには、「こんなことをさせてもいいの」と思う方もあるかもしれませんが、安全に配慮しながら、なにより子どもたちが大好きなことやわくわくする気持ちに正直でありたいという気持ちへのこだわりがあります。安心してあそばせてあげてください。

笑い鮒の対象年齢について

笑い鮒のあそびは、おもに小学校1年生から6年生までの児童が楽しむことを想定していますが、実際には、幼稚園児や保育園児、中学生も楽しんでいます。小学生だけでなく、未就学児や中学生の方も、ぜひ参加してみてください。

笑い鮒のおてんば・わんぱく体験について

笑い鮒は、女の子も男の子もいっしょにあそびます。そのようにすることにより、男女共通を認識し、男女を問わず積極的に参加しようという、男女共同参画の価値観を育てます。

笑い鮒であそぶには?

笑い鮒でのあそびは無料ですが、初回参加の際には、保護者同伴およびふなっ子への登録をお願いしております。

     

ふなっ子の登録は、保護者の方の同意確認のためにお願いするものです。ふなっ子への登録がない場合には、笑い鮒に参加することができませんので、ご注意ください。

     

ふなっ子に登録していただいた児童には、ふなっ子カードをお渡しします。笑い鮒に参加する際は、ふなっ子カードは忘れずに持参させてください。(ふなっ子カードを忘れた場合は、笑い鮒に参加できない場合があります。)

銀鮒の里学校主催の公開笑い鮒

銀鮒の里学校主催の公開笑い鮒の開催予定日時は、事前にホームページでご案内いたします。中止・予定変更になることもありますので、随時ホームページでご確認ください。

出前笑い鮒

笑い鮒の出前もよろこんで承ります。豊中起点で、自転車で片道概ね2時間圏内でしたら、無料でご希望の場所に向かいます。まずはご希望をお聞かせください。(公開笑い鮒で予定が入っていても、日によっては割り込み(出前優先)対応可能な場合がありますので、ご遠慮なくご相談ください。)

ふなっ子について

ふなっ子は、もっと笑い鮒のあそびを楽しみたいおてんば・わんぱくな小学校児童のための子ども会員制度です。ふなっ子に登録すると、ハーモニカや木のこまの無料貸出が利用できるほか、希望により、個別レッスンも受けられます。自宅でもしっかり練習して楽しみたいという元気なお子様は、ぜひ、ふなっ子にご登録ください。ふなっ子の登録ももちろん無料です。(未就学児のお子様も、ふなっ子のプレ会員として登録できます。)

あなたもボランティアになりませんか?

笑い鮒は、地域の子どもたちとふれあってあそぶ絶好の機会です。教職員の方やこれから児童教育に本格的に取り組みたい方にとっては、実践的なスキルアップの場になります。なにより子ども好きな方にとっては、地域の子どもたちとの信頼関係を築くことができ、楽しく元気になれる場です。新しいプログラムの提案・実践も大歓迎です。ぜひ、あなたもボランティアとしてご参加ください。年齢や性別等は問わず、継続的に活動できる子ども好きな方なら誰でも参加できますが、とくにこのような方を歓迎いたします。

  • 小学校教職員の方
  • 銀鮒の里学校の教育を学び、銀鮒の里学校の教職員を目指したい方
  • 小学生のお子様の保護者の方
  • ESDユース(20〜30代の新鋭教育活動家)の方

ぎんぶなユースクラブ(ぎんぶなYC)について

同時に、小学生の子どもたちといっしょにあそんでいただく中学生・高校生のぎんぶなユースクラブ(ぎんぶなYC)の登録も受け付けています。お姉さん・お兄さんとして子どもたちとあそんでみませんか。(高校卒業、もしくは18歳以上の方は、一般ボランティアとしての登録となります。)

笑い鮒の防犯協力

笑い鮒は、地域防犯や治安維持に協力しています。質の高いあそび活動そのものに高い防犯効果が期待できるうえ、万が一、不審者を認知したとされる場合は、必要に応じて、携帯端末を通じて、所管の警察・学校・教育委員会等に通報・情報提供を行っています。(人権配慮のため、必要がないと判断された場合は、通報等を行わない場合もあります。)