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保護者・教育活動に携わる方へ

こめあめなめなめ

こめあめとは?

米飴(こめあめ)は、蒸らした米の澱粉を、麦芽(発芽した大麦)のα-アミラーゼを作用させて糖化してつくる飴です。主成分は二糖類の麦芽糖(マルトース)で、砂糖の3割程度のやさしい甘さです。甘いだけの水飴とは異なり、さつまいものような、どこか懐かしさを感じる味わいがあります。アレルゲン物質に該当する原材料は含まれておらず、食品添加物や遺伝子組み換え原材料も一切使っていませんので、安心して子どもに与えることができます。

紙芝居の水飴とは一味違う楽しみ

紙芝居でおなじみの水飴のようですが、子どもだったら、こんなあそびをしてみたいと、風味豊かな米飴を、学校給食で親しまれている給食スプーンに薄く伸ばして、それをしっかりなめるという、食育的要素とあそびごころを加えています。子どものお口に心地良くなじむ給食スプーンは、子どもたちの評判も上々です。

対象年齢について

米飴はとても粘り強い飴ですので、小学校低学年以上の子どもに最適ですが、3歳以上の子どもであれば、なめることができます。

※免疫力の関係もあり、念のため、3歳未満のお子様には、保護者同伴であっても、ご遠慮いただいております。

こめあめなめなめを楽しむ前に

こめあめなめなめは、おかわり自由で無料ですが、原則として、ふなっ子登録をしている子ども、もしくは、保護者同伴の子どもにのみ提供します。子どものみでこめあめなめなめを楽しませる場合は、必ず、保護者によるお子様のふなっ子登録をお済ませいただいたうえで、お子様にふなっ子カードを携行させてください。

安心の衛生対策

こめあめなめなめで使うスプーンは、使用後、石けんで5分以上煮沸洗浄のうえ、なめなめをする直前に、念のため高濃度の食品添加物エタノールで清拭しています。また、異物混入を防ぐため、米飴の容器はできるだけ開かないように扱っています。

どんな子どもに人気なの?

男女を問わず人気のある食育あそびですが、とくに小学校1年生から4年生くらいの女の子の人気が高いようです。小学生になると、なめかたもとても上手で、10回以上おかわりする「こめあめなめなめの達人」もいます。

つばがよくでる子は元気な子

時々、「子どもがつばだらけにしたスプーン、(きたないので)洗わなくてもいいの?」とたずねる親御さんがいらっしゃいます。つばがよく出る子どもは元気な証拠、つばがよく出る子どものつばは、抗菌物質や消化酵素がたっぷり、とても清々しくきれいなものです。子どものばばっちいものを肯定的に受けとめ、自己肯定感を高めるという意味からも、できることならば、つばのあぶくをしっかりつけて返すようにすすめているくらいです。ぜひ、つばの糸を引きながら、おてんば放題、わんぱく放題になめなめする子どもの姿を肯定的に見守ってあげてください。甘さをまったく感じなくなるまできれいになめきって、スプーンをさらさらのつばだらけにして、洗わずにそのまま返させてあげてください。

哲学的気づきも

こめあめは、体温で柔らかくなる性質があります。子どもの口の温もりで柔らかくなったこめあめは、舌でスプーンをなめることで、つばに溶けて、味が濃くなっていきます。それを繰り返し、米飴の粘り強さに打ち克つことで、最後までやりとげる粘り強さの鍛錬にもなります。