ふなっ子 > 笑い鮒 > 木のこままわし

手にとって気持ちいい、どっしりとまわる木のこまをまわしてあそびましょう。難しそうに思えますが、ちょっとしたコツをつかめば、すぐにまわせるようになりますよ。それだけに、まわせるようになったときのよろこびはひとしおです。

どんなこまだろう

よくだがし屋さんに売っているこまは、中が空の軽いプラスチックのこまが多いよね。そして、上には心ぼうがあったりします。笑い鮒でつかっているこまは、九州などでとれた広葉樹の材をそのまま使っているこまだから、ずっしりとした重みがある、がんじょうなこまなんだよ。重くはばが広いこまは、重心がしっかり定まるので、力強いまわり方をするうえ、長い時間まわりつづけるよ。よく、「心ぼうがない」という人がいるけれど、これは、おもに心ぼうがない「博多(はかた)ごま」という九州の伝統的なこまをつかっているためなんだよ。なれると、博多ごまのほうがひもを巻きやすく、まわしやすいので、ぜひちょう戦してみてね。

博多ごまのほかにも、丸みのあるけやきのこまやぼうずごま、手まわしごまなどがあるよ。

こまの種類 まわしやすい人
手まわしごま 幼稚園年少以上
博多ごま (中)小学校1〜2年生以上
(特大)小学校3〜4年生以上
けやきのこま 小学校1〜2年生以上

笑い鮒式 木のこまのまわしかた

銀鮒の里学校は、はじめての人でもすぐになれる、かんたんなこまのまわしかたを考えたよ。はじめは、ひものまきかたもわからなかったという人も、1時間もしないうちにまわせるようになる人も多いよ。やってみれば、意外とかんたんな木のこままわしにちょう戦してみよう。

こまとひもを持とう
きき手(えんぴつやはしをつかうほうの手)でひものむすんでいない方をにぎり、きき手の逆の方の手で、こまの頭を手のひらでつかみましょう。(右ききの人なら、ひもを右手でにぎり、こまを左手でにぎります。)こまをにぎっている方の手の親指を開き、ひものむすんでいない方をさしこみ、親指をもとに戻してひもの先をおさえます。
ひもをまこう
ひもをこまにおしつける方向に強くひっぱりながら、ひもをきき手の方向(右ききのひとは時計回り)にまいていきます。さいしょの3〜4回はとくに強くまき、くずれない強いしんをつくります。あとは、こまにはりつけるように、ひもが重ならないようにまきます。ひもは最後までまききりましょう。
回すかまえをしよう
ひもをまききると、結び目が小指にひっかかります。(まくときに、ひもをしっかりにぎっていることが大切だよ。ひもをしっかりにぎっていれば、必ずひもの結び目が小指にひっかかるよ。)ひもの結び目が小指にひっかかったら、すぐにきき手(ひもを持っている方の手)の人差し指の先をこまのびょうの先に、親指の先をこまの頭の中心に運びます。ほかの3本の指でひもをしっかりにぎります。これで、こまのひもまきはできあがりです。つぎに、きき手の逆の方の足を前にふみだしてこしをできるだけ低くします。ふみ出したつま先の前をめがけるようにこまをなげます。
さあ、こまのひもを引いてまわそう
こまとひもを持っている手をできるだけ前にすばやく出し、これ以上前に出ないと思ったら、すばやくひもを引きましょう。手を前に出すのは、こまをうまく着地させることや、こまのひもを引きやすくする意味があるので、こまをなめらかに地面にすべらせるような感じでなげだすとまわしやすいですよ。なげるというよりも、引く方をしっかりすることや、動作をすばやくすることが、うまくまわすコツですよ。

きもちいいよ!木のこま!

笑い鮒の木のこまは、国産の広葉樹の丸太をそのままけずってつくられているよ。 みんなであそぶ木のこまは、元気な子どもたちの手のあぶらがよくなじんで、ほっこりするにおいがするよ。手にとった感じもあたたかい感じできもちいいよ。まわすだけでなく、さわったり、においをかいだりしても楽しめるのが、木のこまだよ