給食でおなじみのスプーンにぬりつけた、やさしいあまさのこめあめをなめてあじわうだがしあそびだよ。なかには、7〜8回もおかわりをする人もいるくらい、大人気のあそびごころいっぱいのあそびだよ。
「こめあめ」ってなあに?
こめあめは、むしたもち米に、大麦の芽をまぜてつくるしぜんのあめなんだよ。大麦の芽にふくまれるアミラーゼという酵素(こうそ)が、およそ半日くらいかけて、もち米のでんぷんをゆっくりと分解することで、あまいみつができるんだよ。そのみつをにつめてあめにしたものが、こめあめなんだよ。むかしはさとうきびからとれるさとうがとても高くて手に入りにくい時代があって、あまみといえばこめあめだったんだよ。こめあめは、おなかのよい菌(きん)にもやさしいあまみでもあるんだよ。
さとうほどは強くはない、やさしいあまさにくわえて、こめあめのやさしいあじがして、とってもおいしいよ。どんなあじかは、なめてみてのお楽しみだよ。
(こめあめなめなめであそんだ人の10人中9人くらいの人が「おいしい」とこたえ、そのなかのほとんどの人が、1回以上おかわりをしています。)
こめあめのじょうずななめかた(おやくそく)
保護者(ほごしゃ)のひとにたしかめてみよう
こめあめはからだにやさしい自然のあめですが、はじめてなめなめをする人は、ねんのために、保護者のひとにたしかめましょう。
はじめは少しから
はじめは、少なめにつけます。スプーンの両がわのおくまでこめあめをぬっているので、口にめいっぱいいれてなめましょう。つばが出ればでるほどおいしく感じるよ。ほとんどの人が、「とてもおいしい」とおかわりしているよ。
スプーンのおくまで口に入れよう(おてんばなめ・わんぱくなめ)
こめあめがついたスプーンをうけとったら、大きく口をあけて舌をだし、スプーンのおくまでくちのなかにいれます。スプーンの両面につけたこめあめを、口の中でつばをしっかりだしながら、舌でしっかりなめます。(舌をしっかり動かしていると、自然につばがしっかりでます。)口あたりのよいスプーンのうえのこめあめがで、あたたかくさらさらのつばにとけ、やさしいあまさでおいしいですよ。おてんばな・わんぱくな大きな動きでなめるのがいいですね。みんなでたのしくなめよう。
なめのこしがないことをたしかめてスプーンを返そう
スプーンについたこめあめをなめきって、あまみがなくなったら、つばでぬらしたくちびるでスプーンのさじのところをはさんですべらせ、こめあめでべたつかないことをたしかめましょう。それから、もう一回なめて、つばでぴっかぴかにしてからスプーンを返しましょう。返す前に、「こんなにおいしくきれいになめたよ」と自まんするといいですね。
こめあめは、手づくりだと半日はかかるくらい、つくるのに手間がかかるありがたい自然のあめです。のこさずになめよう。
おかわりしよう
なめなめしたスプーンをかえして「おかわり」といえば、おかわりがもらえます。気に入ってもらえたということで、おかわりは、新しいスプーンに、こめあめをはじめより多くつけてわたします。
(ほかの人のつばがこめあめにまじらないよう、同じスプーンへの二度づけはせず、1回ごとにあたらしいスプーンにかえています。)